日本財団 図書館


 

7 通報の優先順位又は種類(フォーマット信号が「全般呼出し」の場合は、「通常業務」及び「船舶業務」を除く。)を別表第一号に従い1つのコード番号にコード化するものであること。ただし、クラスBの装置にあっては、「船舶業務」を除くものとし、かつ、フォーマット信号が「全般呼出し」の場合は、「通常業務」を除くものであること。
8 自局の船舶局識別又は海岸局識別とそれに引き続く「0」とで構成される10けたの数字を別表第二号に従いコード化するものであること。
9 第一及び第二テレコマンド情報とし、別表第一号に従ってそれぞれ1つのコード番号にコード化するものであること。ただし、クラスBの装置にあっては、第一テレコマンドは、次のとおりであり、第二テレコマンドは、コード番号「126」であること。
(1)中短波帯の電波を使用する無線設備に附置する装置の選択呼出信号(以下「中短波帯選択呼出信号」という。)の場合は、フォーマット信号が「個別の局の呼出し」のとき、コード番号「109」、「111」又は「118」、フォーマット信号が「個別の局の半自動又は自動接続呼出し」のとき、コード番号「105」、「109」又は「111」であること。
(2)VHF帯選択呼出信号の場合は、フォーマット信号が「個別の局の呼出し」のとき、コード番号「100」、又は「101」、フォーマット信号が「個別の局の半自動又は自動接続呼出し」のとき、コード番号「100」、「101」又は「105」であること。
10 次のとおりであること。
(1)呼出しに引き続く通信にを使用する送信及び受信のための周波数又はチャンネルを示す選択呼出信号の場合は、送信波及び受信波の順に別表第二号に従ってコード化するものであること。ただし、周波数又はチャンネル情報を含まない場合は、送信波又は受信波ごとに3つのコード番号「126」であること。
(2)船舶の位置情報を示す選択呼出信号の場合は、コード番号「55」及び次により表される船舶の位置を示す10けたの数字を別表第二号に従ってコード化するものであること。
ア第1番目の数字は、船舶の位置の方位角部分を表す、北東の象限を「0」で、北西の象限を「1」で、南東の象限を「2」で、及び南西の象限を「3」で示す。ただし、緯度及び経度が0度の点を原点とする。
イ第2番目から第5番目までの数字は緯度を、第6番目から第10番目までの数字は経度を、それぞれ度及び分で示す。
(3)第一テレコマンドが「船舶の位置」であるクラスBに対する応答(以下「船舶位置応答」という、)のための選択呼出信号の場合は、(2)のア及びイにより表される船舶の位置を示す10けたの数字を別表第二号に従ってコード化したもの及びそれに引き続くコード番号「126」であること。
(4)(1)から(3)までの場合以外の選択呼出信号の場合は、6つのコード番号「126」であること。
11船舶位置応答の場合(クラスBの装置を除く。)及びフォーマット信号が「個別の局の半自動又は自動接続呼出し」の場合のみ使用するものとし、それぞれ次のとおりであること。
(1)船舶位置応答の場合は、船舶の位置を決定した時刻(協定第二号に準じて2つのコード番号にコード化するものであること。ただし、時刻情報を含まない場合は、2つのコード番号「88」であること。
(2)フォーマット信号が「個別の局の半自動又は自動接続呼出しべの場合は、アナログ電話用設備と接続するための番号(以下「電話番号」という。)等のネットワーク番号を表すものとし、ネットワーク番号のけた数が奇数のときはコード番号「105」、偶数のときはコード番号「106」とネットワーク番号を別表第二号に準じて2つから9つまでの数のコード番号にコード化するものであること。
12 応答を必要とする呼出しのための選択呼出信号の場合は、コード番号「117」、応答のための選択呼出信号の場合は、コード番号「122」及びこれら以外の場合は、コード番号「127」であって、別図第七号に示すシーケンスで送出されるものであること。ただし、、フォーマット信号が「全般呼出し」の場合は、コード番号「127」であること。
13 誤り検定符号は、第1番目から第7番目までの情報ビット及び第8番目から第10番目までの検定ビットから構成されるものであって、次のとおり生成される各ビットの「0」及び「1」が、それぞれ別表第四号に示す「B」及び「Y」に対応する10単位符号として送出されるものであること。
(1)情報ビットの各ビットは、選択呼出信号(ドット信号及び同期信号を除く。)のすべてのコード番号(フォーマット信号及び終了信号にあっては、1つのコード番号とする。)に対応する符号のビット位置ごとの和の最下位ビットに等しいものとする。ただし、「B」を「0」、「Y」を「1」として二進数表示するものとする。
(2)検定ビットは、情報ビットの「B」の数を二進数で表すものとする。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION